Samuel Fogarino
Drums
1968年8月9日生まれ。Pennsylvania、Philadelphia 出身。
Interpol ニ代目ドラマー。1997年、Beacon's Closet でレコードを売っていた Sam は 当時 Jet Set Records で働いていた Daniel と出会ったのが元で、後に Interpol に誘われます。Interpol に加わるまでに既に10年のキャリアがあった彼は、1990年から1996年の間は、The Ton-Ups・Napoleon Solo・The Wahoos・Gus・The Holy Terrors と様々なバンドにいたようです。見た目にもプレイ的にも目立つ Carlos さんの影に隠れがちですが、Sam のドラムなくして Interpol のリズムセクションは成り立ちません。私は NYC のプレイがとてつもなく大好きなんですが、こっそり難しい事してると思うんですけども‥‥どうなのでしょう？難しいプレイというか、とても効果的な叩き方というか。Stella でのマーチングも好きですねぇ。ハットの刻み方とかもツボです。Leif も前半ずっとハットだけだし。普段音楽を聴く上で、その人が楽器をプレイする様な人じゃなかった場合、やはりヴォーカルに一番に耳がいき易いと思うんですよね。その順でいくとドラムって聞き流されちゃう位置にあると思うのですが、彼のドラムは本当に良い意味で耳につく。それが耳障りというのではなく非常に曲に対して良いアプローチをしていると思います。もし私が Interpol をコピーするとなったら、絶対ドラムをやります。それ位好きです。

バンドの中で一番気さくでバンドのムードーメイカー。Sam 自身も自分の事を「バンドの中のスイス（中立という意味でしょうね）だ」と言っておりました。笑。ファンにもとても優しいです

Primal Scream・My Bloody Valentine・Led Zeppelin・The Clash・Nick Cave & The Bad Seeds・Jawbox・Spoon なんかがお気に入りの様です。プライマルというか Kevin なのかな？（アンケート参照）。最近のベスト5は Blonde Redhead・Deerhunter・Grinderman・Battles・Neil Young。4人の中で一番お洒落なのは実はこの人ではないかと思います。彼は靴がお洒落なんですよ。いつも格好良い靴履いてます。古着屋さんのオーナーだったりしたのも関係あるかな？これは、そのお店「Beacon's Closet」のバッヂ。Honda ファンの 彼、来日時に Honda T シャツを買って、非常に嬉しそうでした（ライヴでも着てましたね）。

Interpol はバンドの中にカリスマ性のあるアーティストがいて、それに付属して他のメンバーがいる、みたいなバンドではありません。そんなの当たり前でしょうけども。この4人でいてこの音ができる訳で、他の誰にも代わりはいません。皆の趣味も微妙にバラバラ、その上で絶妙なバランスでこの音は成り立っているのですね。音でそれぞれ存在感があるというのは素晴らしい事だと思うし、本来それがミュージシャンとして一番あるべき姿だし、それがこのバンドの大好きな所。

2007年12月、Filter Magazine にアップされた Sam の「Top 10 of 2007」。
01 : Spoon - GaGaGaGaGa
02 : Von Sudenfed - Reflexxions
03 : Deerhunter - Cryptograms
04 : Matthew Dear - Asa Breed
05 : Film School - Hideout
06 : Blonde Redhead - 23
07 : Bumps - Bumps
08 : Liars - Liars
09 : Yeah Yeah Yeahs - Is Is EP
10 : The Good, The Bad And The Queen - Live In Salzburg, Austria